製作の流れ– 工程ひとつにも、想いを込めて。 –

工程で分け、力を集める。イナバならではの、製作のかたち。

私たちのものづくりは、一般的な“流れ作業”とは一線を画します。
各工程を専門担当が受け持ち、熟練の技術と最新設備を組み合わせながら、図面一つひとつと真剣に向き合う。
それぞれがプロとして責任を持ち、部署をまたいだ連携で、最適な品質とスピードを追求しています。
このページでは、そんな当社ならではの“チーム製作”の流れをご紹介します。

性能で、仕事が変わる。

最先端のレーザー加工機から、熟練の手仕事を支える定盤まで。
株式会社稲葉鈑金工作所では、多様なニーズに応えるため、大小さまざまな工作機械を取りそろえています。

それぞれの設備が担う役割は違えど、共通しているのは「正確であること」「速いこと」、そして「ひとの技術を活かすこと」。

私たちは、設備は使いこなしてこそ価値があると考えています。
機械まかせにせず、あくまで人の判断で仕上がりを見極め、常につくり手の意思が込められた加工を行っています。


ひとと設備、どちらか一方では届かないレベルへ──


それが、私たちのスタンダードです。

CAD
名称メーカー導入台数
AP100 ( 2次元CAD )アマダ9台
Sheet Works ( 3次元CAD )アマダ1台
レーザー加工機
名称メーカー導入台数
LC1212αⅣNTアマダ1台
FOMⅡ3015NTアマダ1台
BREVIS1212AJアマダ1台
タレットパンチプレス機
名称メーカー導入台数
PEGA357アマダ1台
EM255MⅡアマダ1台
プレスブレーキ
名称メーカー導入台数
RG35Sアマダ1台
FMBⅡ3613NTアマダ1台
RC-50アマダ1台
HG8025アマダ1台
HD8025アマダ1台
バリ取り機
名称メーカー導入台数
AUDeBu600アマダ1台

FAQ |よくあるご質問

1個だけでも作ってもらえますか?

はい、1点からでもご対応可能です。試作や検証用など、少量でもお気軽にご相談ください。

納期がかなり短いのですが、間に合いますか?

最短30分での加工実績もございます。工程ごとの専任担当が在籍しており、スピーディーな連携で短納期にも対応しています。

コストが合わず、他社で断られました。

一度ご相談ください。お客様の要件を踏まえ、最適な方法をご提案することで、他社で難しかった案件も数多く実現してきました。

表面処理(メッキや塗装)もお願いできますか?

はい、当社の信頼ある協力会社との連携により、表面処理まで一貫対応が可能です。

製缶物や大型製品の製作も対応可能ですか?

製缶物・大型鈑金は自社別事業所および協力会社にて対応しております。サイズや内容に応じて最適な製作体制を整えています。

機械加工や旋盤加工もお願いできますか?

はい、専業の協力会社と連携し、加工精度や納期も含めてご要望にお応えしております。

今すぐに価格だけ知りたいのですが…

可能な範囲で迅速にお見積もりします。図面や仕様をご共有いただければ、スムーズに対応できます。

リピート品でも価格は変わりますか?

ご依頼数量や納期条件により、コストメリットをご提案できるケースもございます。お気軽にご相談ください。

他社で断られた特殊な加工もお願いできますか?

技術的・コスト的・納期的に難しい案件も、これまで数多く実現してきました。まずはご相談ください。

大量生産にも対応可能ですか?

はい、1個から1000個超の量産まで対応しております。安定品質と効率的な体制で、お客様のニーズにお応えします。

Gallery



カタチの奥に、技術がある。

ここに掲載している製品は、ほんの一部です。
図面を受け取り、社内で意見を出し合い、図面には書かれていない「もっといい形」を探す。
スピードを重視するか、コストを抑えるか。仕上がりの美しさか、耐久性か。
そのひとつひとつに、最適解を導くプロセスがあります。
私たちがつくっているのは、ただの「形」ではなく、お客様の業務や製品、そして事業を支える一手。
試作から量産まで、どの段階でも変わらないのは、真剣に向き合う姿勢です。


納品したその先にある笑顔のために──


私たちは、今日もカタチをつくりつづけています。

精度の中に、人間味を。

製作工程のすべてにおいて、私たち稲葉鈑金工作所が大切にしているのは、丁寧さ」と「工夫です。
図面を読み取り、素材に向き合い、最適な加工方法を見極める。そして工程ごとに技術者が責任を持ち、最終仕上げまで一貫して品質を守る。それぞれの作業がバラバラに見えて、すべてがつながり、ひとつの製品として形になる──その瞬間のために、私たちは手を動かしています。


私たちの製品の多くは、エンドユーザーの目に触れることのない部品かもしれません。それでも、「自分の仕事が、誰かの役に立っている」という誇りが、社員ひとり一人の中に確かにあります。

使いやすく、壊れにくく、美しい仕上がりを求めるのはもちろんのこと。短納期での対応、図面段階からの改善提案、量産化に向けた工程設計など、私たちは“つくる”の先まで考える板金屋です

これからも、ひとつひとつの仕事を丁寧に。
「ちょっとお願いしてみようかな」そんな時に思い出してもらえる存在でありたいと願っています。